杉林に囲まれた参道の石段に積もる落ち葉と苔

使い終えたあと

手元に置き続けて、何の問題もありません。

返納しなければならない、ということはありません

使い終えた御朱印帳をどうするか。まず押さえておいてほしいのは、手元に置き続けることに何の問題もないという点です。

御朱印帳は参拝した記録であって、期限のあるものでも、返さなければならないものでもありません。お守りやお札のように「一年で新しいものに」という考え方が当てはまる品ではないのです。

実際、何十年分の帳面を家に置いておられる方は普通にいらっしゃいます。見返すためのものである以上、手元にあるのが本来の姿とも言えます。

「処分」という言葉で検索されることが多い題材ですが、選択肢は捨てることだけではありません。保管する、譲る、納めるという道があり、どれを選んでも間違いではありません。

選べる道は四つ

選択肢向く場合注意
手元に置く見返したい、記録として残したい保管環境だけ整えれば十分です
棺に納める本人の希望として葬儀社に事前に相談が要ります
お焚き上げに納める手元に置き続けるのが難しい受け付けているか事前に確認します
家族に引き継ぐ記録として残したい保管方法も一緒に伝えます

「棺に納める」は古くから言われてきた形ですが、それが正解というわけではありません。現在は葬儀社によって納められるものに制限があるため、希望されるなら事前の相談が要ります。

お焚き上げをお願いする場合

手元に置き続けるのが難しい事情がある場合、社寺にお焚き上げをお願いする道があります。ただしどこでも受け付けているわけではありません

神社と寺院の記帳が混在した帳面をお納めする場合、受け付けていただけるかを先に確認してください。宗派によって扱いが異なります。帳面を分けるかどうかの判断は1冊か2冊か診断で扱っています。

郵送でお焚き上げを受け付ける事業者もありますが、社寺そのものではない場合があります。どこがどう扱うのかを確認してからお願いしてください。

満願とは何を指すのか

「満願」は本来、願をかけた期間や巡礼を成し遂げることを指す言葉です。帳面が埋まったことを満願と呼ぶのは、そこから派生した使い方です。

帳面が埋まったことに対して、特別な儀式や報告は必要ありません。次の一冊を用意して、続けるだけです。

札所巡りの満願については、その霊場の案内に従ってください。納経帳と御朱印帳の違いは納経帳・御首題帳との違いにまとめています。

次の一冊への移り方

残り頁が少なくなってきたら、次を用意しておくと慌てません。

  1. 残り頁を数える:裏面を使わない前提なら、残りは思ったより少ないことがあります
  2. 次の一冊を決める:いまの帳面で不満だった点を直します。薄かったなら厚手、小さかったなら大判
  3. 参拝先で求める:新しい帳面をその場で求めれば、一頁目もその場でお願いできます
  4. 使い終えた帳面を保管に移す:桐箱など、開く頻度の低い保管に切り替えます

裏面を使うかどうかで残り頁数が倍変わります。判断は裏面は使っていいかを先に読んでください。使い終えた帳面の置き方は御朱印帳の保管に、次の一冊をどこで求めるかはどこで買うかにまとめました。

あわせて読みたい

御朱印の受け方や御朱印帳の扱いは、神社・寺院・宗派によって考え方が異なります。このページの内容は一般的な目安であり、規則ではありません。現地の掲示や社務所・寺務所のご案内が優先されます。日蓮宗の寺院では御首題として授与され、他と同じ帳面への記帳をお受けにならない場合があります。

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よくある質問

使い終えた御朱印帳は返納しないといけませんか?

その必要はありません。御朱印帳は参拝した記録であり、期限のあるものでも返さなければならないものでもありません。お守りやお札のように一年で新しいものにという考え方は当てはまらず、何十年分を手元に置いておられる方も普通にいらっしゃいます。

御朱印帳をお焚き上げしていただけますか?

受け付けている社寺とそうでない社寺があります。古神札納所があっても御朱印帳は対象外の場合があるため、公式サイトか電話で先に確認してください。神社と寺院の記帳が混在した帳面は、扱いが宗派によって異なります。

御朱印帳は棺に納めるものですか?

古くから言われてきた形の一つですが、それが正解というわけではありません。手元に置き続ける、家族に引き継ぐ、お焚き上げに納めるという道もあり、どれを選んでも間違いではありません。棺に納める場合は葬儀社によって制限があるため事前の相談が要ります。

満願とは何を指しますか?

本来は願をかけた期間や巡礼を成し遂げることを指す言葉です。札所巡りでは全札所を回りきることを指し、霊場によっては満願之証を授与されます。帳面が埋まったことを満願と呼ぶのは派生した使い方で、特別な儀式や報告は必要ありません。

次の御朱印帳はいつ用意すればいいですか?

残り頁が少なくなってきたら決めておくと慌てません。裏面を使わない前提なら残りは思ったより少ないことがあります。参拝先で新しい帳面を求めれば、その場で一頁目もお願いできます。