繊維の跡がうっすらと残る白い和紙の地

裏面は使っていいか

使えます。避けたほうがよいのは4つの場合だけです。

使って構いません。ただし条件があります

蛇腹の御朱印帳は一枚の紙を折ったものなので、表を使い切ると裏面が残ります。裏面を使うこと自体に問題はありません。失礼にあたるという決まりはなく、実際に両面を使い切る方は珍しくありません。

ただし、使わないほうがよい条件が四つあります。ここを先に確認しておけば、書いていただいた後で後悔することがなくなります。

  1. 紙が薄い帳面:墨と朱肉が裏に抜け、表の御朱印に重なります
  2. すでに裏写りが見えている:表を透かして墨の影が見えるなら、その帳面の裏面は使えません
  3. 書き置きを貼った頁の裏:糊と紙の厚みで凹凸ができ、筆が引っかかります
  4. 授与元が断っている場合:一部の社寺で「裏面へのご記帳はお受けしません」と掲示されていることがあります

四つのうち、実際に問題になるのはほぼ一つ目と三つ目です。

書き始める前に、紙の厚みを確かめる

裏面を使えるかどうかは、帳面の紙質でほぼ決まります。買ってすぐに確認しておけば、表を使い切ってから慌てません。

透かして見る

頁を一枚、明るいほうへかざします。向こう側の指の輪郭がはっきり見えるなら薄手です。この厚みで両面を使うと、まず抜けます。

試し書きで確かめる

最後の頁の隅に、水を含ませた筆や太めの水性ペンで一画だけ引いて、裏へ回るかを見ます。にじみが裏に届くなら、墨も届きます。表に響かない末尾の頁で試してください。

奉書紙や厚手の和紙を使った帳面は、両面前提で作られています。裏面まで使うつもりがあるなら、次の一冊はこの種の紙を選ぶと悩まずに済みます。

裏写りしてしまったら

すでに抜けてしまった場合、元に戻す方法はありません。ただし、そこで帳面が使えなくなるわけでもありません。

状態裏面を使えるか対処
うっすら影が見える使えるそのまま使って差し支えありません
文字の形がはっきり読める避けたい裏は使わず、表を使い切ったら次の一冊へ
朱肉が抜けている避けたい朱が抜けるほどの薄さなら、墨は必ず抜けます
一部の頁だけ抜けている頁ごとに判断抜けていない頁だけ裏面を使えます

裏面を使わないと決めた場合、実質的な頁数は半分になります。24折の帳面なら24面。月に二回の参拝でおよそ一年分です。次の一冊をいつ用意するかは満願のあと・返納で扱っています。

裏面はどちら側から進むのか

表を最後まで使い終えたら、帳面をひっくり返して裏表紙側から、また右から左へ進みます。表と同じ向きの感覚で使えるので、迷うところはありません。

裏に回ったことがひと目でわかるよう、切り替えの頁に日付を控えておく方もいます。後から見返したときに、表と裏の境目がはっきりします。

授与所でお渡しするときも、表のときと同じで書いていただきたい頁を開いてお渡しするだけです。裏面であることをわざわざ申し出る必要はありませんが、薄い帳面で不安なら「裏面ですが大丈夫でしょうか」と一言添えると、向こうで判断していただけます。

間に紙を挟むという手

裏写りが心配な帳面では、書いていただく頁の裏に薄い紙を一枚挟んでおく方法があります。書いている最中に下へ抜けた墨が、その紙で止まります。

挟み紙は乾かすときにも役立ちます。閉じる前に一枚挟んでおけば、向かい合った頁への写りも防げます。御朱印帳の使い方で当日の流れとあわせて触れています。

あわせて読みたい

御朱印の受け方や御朱印帳の扱いは、神社・寺院・宗派によって考え方が異なります。このページの内容は一般的な目安であり、規則ではありません。現地の掲示や社務所・寺務所のご案内が優先されます。日蓮宗の寺院では御首題として授与され、他と同じ帳面への記帳をお受けにならない場合があります。

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よくある質問

御朱印帳の裏面は使ってもいいですか?

使って構いません。裏面を使うと失礼にあたるという決まりはなく、両面を使い切る方は珍しくありません。避けたほうがよいのは、紙が薄くて裏写りする帳面、すでに墨が抜けている頁、書き置きを貼った頁の裏、そして授与元が裏面へのご記帳を断っている場合です。

裏写りするかどうかは、どう見分けますか?

頁を明るいほうへかざして、向こう側の指の輪郭がはっきり見えるなら薄手です。もしくは最後の頁の隅に水性ペンで一画引いて、裏へ回るかを確かめてください。にじみが裏に届くなら墨も届きます。

すでに裏写りしています。裏面はもう使えませんか?

うっすら影が見える程度なら使って差し支えありません。文字の形が読めるほど抜けている、あるいは朱肉まで抜けている場合は避けて、表を使い切ったら次の一冊に移ってください。

裏面はどちら側から使い始めますか?

表を使い終えたら帳面をひっくり返し、裏表紙側から、表と同じく右から左へ進みます。切り替えの頁に日付を控えておくと、後から見返したときに境目がわかります。

裏写りを防ぐ方法はありますか?

書いていただく頁の裏に薄い紙を一枚挟んでおくと、抜けた墨がそこで止まります。市販の帳面に挟み紙が入っていればそれを使ってください。ティッシュは繊維が墨に貼りつくことがあるので避けます。