茶色の革カバーがかけられた見開きの帳面

カバーの選び方

透明・革・布・100均。それぞれ守れるものが違います。

カバーは何から守るためのものか

御朱印帳のカバーは装飾ではなく、表紙を四つの傷みから守るためのものです。何を優先するかで選ぶ素材が変わります。

PR|本ページにはプロモーションが含まれています

守りたいものいちばん効く素材理由
雨と汗透明ビニール水を通しません。バッグの中の結露にも効きます
角のつぶれ革・厚手の布厚みそのものが緩衝材になります
日焼け布・革光を通しません。透明カバーには防げません
擦れ・手あかどれでも可表紙に直接触れなくなるだけで効果があります

もっとも多い困りごとは雨と角つぶれです。両方を求めるなら、透明カバーをかけたうえで袋に入れる形が確実です。袋の選び方は袋・ケースと持ち運びにあります。

素材ごとの実際

透明ビニール

最も普及していて、最も安く、最も融通が利きます。表紙の柄がそのまま見えるのが最大の利点で、意匠を選んで求めた帳面ほど向きます。伸縮するタイプなら厚みが増しても対応できます。

弱いのは日焼けと角です。透明なので光は通り、薄いので角は守れません。

角の保護と手触りでは最上です。使うほど色が変わるので、長く使う一冊に合います。ただしサイズの融通がききません。厚みに余裕のない作りが多く、書き置きを貼っていくと入らなくなります。

軽く、日焼けを防ぎ、洗えるものもあります。西陣織や刺子など、帳面本体と同じ質感でそろえられるのも利点です。水には弱いので、雨の日は上から袋に入れます。

100円ショップ

使えます。B6やA6の透明ブックカバーが標準サイズ(約16×11cm)にはおおむね合います。大判(約18×12cm)には届かないことがほとんどです。

試すときは、必ず帳面を持って売り場へ行き、実物を当ててください。パッケージの対応サイズ表記は基準がばらばらです。

透明カバーを見る

「カバーをかけたままお渡しするのは失礼か」

よく心配される点ですが、失礼にはあたりません。丁寧に扱っている証拠でもあります。

ただし、実務上は外してお渡しするほうがスムーズです。理由は二つあります。

順番を決めておくと迷いません。並んでいる間にカバーを外し、頁を開いてお渡しし、受け取ってからかけ直す。これで両方が満たせます。

透明ビニールの薄いものは、かけたままでもほとんど支障がありません。厚手の革や布は外してください。

サイズが合わない、の正体

カバーが入らない相談のほとんどは、縦横ではなく厚みで落ちています

買う前に縦・横・いま現在の厚みの三つを測ってください。これから貼る予定があるなら、厚みに5mmから1cm足した数字で探します。サイズと付属品の相性チェックで、その三つから合うものを絞り込めます。

「大判対応」の表記は売り手ごとに基準が違います。cm表記が併記されているものを選ぶと、外しません。

自分で作る、代用する

市販品が合わない大判や変形の帳面では、作るか代用するほうが早いことがあります。

どれも数百円で試せます。大判の帳面で市販カバーが見つからないときは、包む方式に切り替えるのがいちばん確実です。

あわせて読みたい

御朱印の受け方や御朱印帳の扱いは、神社・寺院・宗派によって考え方が異なります。このページの内容は一般的な目安であり、規則ではありません。現地の掲示や社務所・寺務所のご案内が優先されます。日蓮宗の寺院では御首題として授与され、他と同じ帳面への記帳をお受けにならない場合があります。

よくある質問

御朱印帳のカバーは必要ですか?

必須ではありませんが、雨と角つぶれの二つは実際によく起きます。バッグに入れて持ち歩くなら、透明カバーか袋のどちらかはあったほうが表紙が長く保ちます。

カバーをかけたまま御朱印をお願いしても失礼になりませんか?

失礼にはあたりません。ただしカバーがあると頁が押さえにくく、書く方の手間が増えます。並んでいる間に外し、頁を開いてお渡しし、受け取ってからかけ直すのがスムーズです。薄い透明ビニールならかけたままでもほとんど支障ありません。

100円ショップのブックカバーは代用できますか?

標準サイズ(約16×11cm)ならB6やA6の透明ブックカバーがおおむね合います。大判(約18×12cm)には届かないことがほとんどです。帳面を持って売り場へ行き、実物を当ててから購入してください。

カバーが入りません。何を測り直せばいいですか?

厚みです。縦横は合っているのに入らない場合、原因はほぼ厚みにあります。新品の蛇腹は1.5〜2cmですが、書き置きを十数枚貼ると3cm近くになります。伸縮するビニール製か、厚み表記のあるものを選び直してください。

透明カバーと布カバーはどちらがいいですか?

守りたいものによります。雨と汗なら透明ビニール、日焼けと角のつぶれなら布や革です。表紙の意匠を見せたいなら透明一択で、両方求めるなら透明カバーの上から袋に入れる形が確実です。

本革のオーダーメイドカバーやポーチも選択肢の一つです。